Python Windows CE portが10月12日に今までのPython2.4.3からPython2.5にアップデートされていたので早速W-ZERO3[es]にインストールしてみました。
前回同様、インストール用のexeファイル/cabファイルが用意されていたので、cabファイルの方をダウンロードしてW-ZERO3[es]のminiSDカードエリアにインストールしました。
また、今回のパッケージではexeまたはcabファイルからインストールした場合、Tkinterのモジュールが入っていないので、Tkinterを使う場合は、ダウンロード先にインストール用バイナリと一緒に公開されている「PythonCE-2.5-20061012-_tkinter.zip」 というアーカイブ内の「_tkinter.pyd」をPythonのインストール先の「DLLs」フォルダにコピーする必要があります(もちろん以前の記事に掲載した、Python2.4.3インストール記事と同様に、別途tkinter用のDLLはインストールする必要があります)。
加えて、Python2.5から標準モジュールに組み込まれたSQLiteのモジュールも別になっており、使うにはTkinterモジュールと同様、「PythonCE-2.5-20061012-pysqlite.zip」ファイルをダウンロードして、アーカイブに含まれている「sqlite3.dll」をPythonのインストールフォルダ(python.exeやpython25.dllが置かれているフォルダ)にコピーし、「_sqlite3.pyd」を「DLLs」フォルダにコピーすることで使うことが出来ます。
思っていたよりも早くPython2.5がCEで動くようになったので、ちょっとしたコードのテストなどをPCと同じバージョンで行えるようになったのでうれしい限りです。
蛇足ですがPyJUGの記事から、技術評論者の雑誌・SoftwareDesign11月号にPythonの特集が組まれているそうです。