11月30日にW-ZERO3[es]のアップデータ、1.50aが公開されました。
今回の目玉は既存のW-ZERO3[es]を年末に発売されるPremium Version相当にするアップデートで、プログラムランチャーの「ホームメニュー」と、「名刺リーダ」(機能限定版)のアプリケーションの追加の2つでしょう。
まず、「ホームメニュー」の方ですが、最近の携帯にあるような、画面いっぱいにプログラムへのアイコンがずらりと並んだランチャーです。
各アイコンの位置がダイヤルキーにアサインされているので、片手での操作で使いやすいようになっていますし、Todayでの設定次第では、Today画面から決定キー一発で「ホームメニュー」を呼び出せるようになるので、より携帯ライクな操作に持っていけることで、どうもWindowsMobile自体のインターフェイスに慣れないといった方には操作しやすくなったのではないでしょうか。
ただ、この「ホームメニュー」で登録できるアプリケーションは、どうやらインストーラ(cab含む)でインストールしたプログラムしか選択できないようで、インストーラを経由していないアプリが登録できないのがちょっと痛いところです。そんなこともあり、恐らくこのホームメニューは別のランチャー経由で補助的に使うにとどまりそうです。
この先、一般的なランチャーと同様、実行形式を指定する形でもランチャーに登録できるようになれば、もう少し活躍する機会もありそうなもんですが 8)
(2007.2.16) - 通りすがりさんからのご指摘で、ホームメニューに登録したいアプリケーションのショートカットを「Windows\スタートメニュー\プログラム」に作成するとホームメニューに登録出来る事がわかりました。ご指摘感謝します。
次に、名刺リーダの方ですが、こちらは機能限定版ということで、読み取っても連絡先に送ることも出来ず、読み取った文字列をコピー&ペーストも出来ないっぽいので、正直微妙です。また、試しに数回読み込んでみましたが、認識率はまちまちといったところでしょうか。
名刺に使われている字体・サイズ、あるいは撮影する際にコントラストがしっかり取れているかいないかにも影響すると思いますが、自分がやってみた限りは、ある程度うまく認識するのがはやいか、直接キーボードで入力していった方がはやいか、といったところでしょうか。
とりあえず今回のアップデートで追加されたアプリに関してはこんな感じです。
ただ、今回これらのアプリ以外にも、W-ZERO3メールの改善や、ATOKの辞書ツールなども追加されているので、より安定・改善されてきたなという印象を持ちました。
今月発売予定のW-OAM対応SIMで不具合が出ないことを祈りつつ……